プレスリリース
2026.10.26
プレスリリース
【担当者インタビュー】健康教育動画は短いほうがいい?3分と20分超を使い分ける最適な動画活用法(職場のヘルスリテラシー向上研修)
その健康研修、社員は覚えていますか?
最適な動画活用法を考える
「健康診断の結果は見たけれど、そのまま」
「健康に関する研修は受けたけれど、内容をあまり覚えていない」
企業の健康教育には、そんな課題も少なくありません。
近年注目されているのが、1本数分程度の短い動画などで学ぶ「マイクロラーニング」です。
一方、ハラスメント対策など、時間をかけて体系的に学ぶことが適したテーマもあります。
大切なのは、動画の長さではなく「何を学び、その先の行動にどうつなげるか」。
健康教育に携わるコンテンツ制作を担当する研修事業課・益満秀一(ますみつ しゅういち)さんに、これからの企業の健康教育について聞きました。

「長い研修を一度」ではなく、短い学びを日常に。
必要なテーマを、必要なときに。
――マイクロラーニングとは、どのような学習方法なのでしょうか。
マイクロラーニングとは、1本3~5分程度の短いコンテンツで学ぶ教育手法です。
働き方が多様化し、社員全員が同じ時間に集まることが難しくなる中、スマートフォンやパソコンから、自分のタイミングで学べる形式へのニーズが高まっています。
「短いから簡単」なのではなく、業務の隙間時間など、日常の中に学びを取り入れやすいことが特徴です。


健康情報は「必要なときに、思い出せる」ことが大切
――健康教育とは、なぜ相性が良いのでしょうか。
健康は、一度勉強して終わるものではありません。
夏は熱中症、冬は感染症など、季節によって必要な情報も変わります。「必要な時期に、必要なテーマを、短時間で学ぶ」という方法は、健康教育と相性が良いと思います。
タイミングも重要です。例えば熱中症なら、「屋外で働く人だけの話」ではなく「通勤中にも注意」と伝えることで、自分事として捉えやすくなります。健康診断の後に健診結果に関する動画を配信する、といった活用もできます。
また、健康情報は新しい知識を得るだけでなく、「思い出す」ことにも意味があります。
例えば睡眠の動画にある「寝る前のスマートフォン利用を控える」という情報も、知らなかった人には気づきになり、知っている人にはリマインドになります。繰り返し触れることで、日々の小さな行動につながっていきます。
動画が「社内の”健康”会話」を生んだ例も
――動画をきっかけに、行動が変わった事例はありますか。
食事に関するコンテンツで、「焼き鳥を選ぶなら、たれより塩味」といった身近な情報を紹介したことがあります。
ある企業ではこれが社員の間で話題になり、ちょっとした「塩ブーム」が起きたそうです。
「あの動画見た?」と健康情報が会話の糸口になり、社員同士のコミュニケーションにもつながる。健康について自然に話す機会が増えることも、ヘルスリテラシー向上の一つの形だと思います。
短く学ぶ?じっくり学ぶ?テーマによって使い分ける
――すべてのテーマを短い動画にすればよいのでしょうか。
そうではありません。
応急手当などの実技、ケーススタディ、コミュニケーションや面談技法などは、数分の動画だけで習得することは難しいでしょう。
ティーペックで用意している 20分を超える標準動画コンテンツの中の1つ、カスタマーハラスメント(カスハラ)について学ぶ動画を例に挙げると、カスハラ対策では、基本的な知識だけでなく、どのような言動が該当するのか、実際に起きたときにどう対応するのかなど、具体的な場面まで理解する必要があります。
こうしたテーマは、ある程度まとまった時間を使って体系的に学ぶことが適しています。
また、集合研修と短い動画を組み合わせる方法もあります。
例えば、マイクロラーニング→集合研修→マイクロラーニングとすれば、研修前に基礎知識を得て、研修後には内容を振り返ることができます。
禁煙促進など、職場全体で意識を変えていきたいテーマは集団で、睡眠や肩こりなど日常の小さな行動変容はマイクロラーニングで、といった使い分けも考えられます。


「何を見るか」も企業によって違う
――最近、注目されているテーマ(コンテンツ)はありますか。
「コミュニケーション」に関するコンテンツは注目されています。職場のコミュニケーションに課題を感じている企業が多いのだと思います。
また、健康経営の観点では「睡眠」にも注目してほしいですね。個人的におすすめしたいのは「心理的安全性」の動画です。言葉だけを見ると少し難しく感じますが、職場づくりを考えるうえで大切なテーマです。
ただし、どの企業にも同じ動画が適しているわけではありません。
デスクワーク中心なのか、屋外での仕事が多いのか。社員の年齢層や性別構成はどうか。企業によって健康課題は異なります。
ティーペックでは、企業の課題に合わせて「どの動画を、いつ、どのように活用するか」といったプランニングもお手伝いしています。
「学んだ後」の行き先までつくる。
「知る」から、「相談する」「行動する」へ
――これからの企業の健康教育で、大切なことは何でしょうか。
「学んだ後の行き先」を用意することだと考えています。
例えば、動画で睡眠について学び、「自分は最近眠れていないな」と気づいたとします。そのとき、相談できる場所がなければ、気づいただけで終わってしまうかもしれません。
健康教育は、知識を届けることがゴールではありません。
必要なタイミングで学ぶ。必要なテーマはじっくり学ぶ。そして、自分自身の健康について疑問や不安があれば専門家に相談し、行動につなげるというように、これまでの「年に一度の研修」という“点”ではなく、学びから相談、行動までを“線”で支えることが大切です。
ティーペックでは、マイクロラーニングや標準動画による健康教育に加え、24時間健康相談、心理相談やセカンドオピニオン手配サービスなど、学びの先まで支えるサービスを提供しています。そのため、マイクロラーニングで日常的に健康情報に触れ、必要なテーマは標準動画や研修で深く学ぶ。そして、疑問や不安が生まれたときには専門家に相談するという一連の流れをワンストップで提供することができます。
社員一人ひとりが必要なときに適切な行動を選択できる環境をつくることが、これからの企業の健康教育に求められているのかもしれません。
――益満さん、ありがとうございました。
リーフレットダウンロードは下記からダウンロード、または職場のヘルスリテラシー向上研修(サービスページ)、または、お気軽にお問い合わせください。


(インタビュー・文)ティーペック株式会社 広報担当/大井美深