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歯周病 ~ティーペック健康ニュース

監修:アンドー歯科医院 院長
安東 恭助

齢をとっても入れ歯に頼らず自分の歯で食べるには、どうしたら良いかご存知ですか?

それは歯を失う最大の原因である歯周病を予防する事です。人は20本の歯を持っていれば、高齢になってもほとんどのものを自分で食べられます。

ところが、厚生省の調査によると、全年齢の70%の人に歯ぐきの異常が見られます。45~54才では、88%と高い割合になっており、その後歯周病の悪化により、歯を失う方が多くなります。また歯周病が恐いのは口だけではありません。歯周病菌等が作り出す毒素により全身にさまざまな影響が現れるのです。心臓病や、糖尿病の発症や悪化、妊婦さんでは早産を引き起こす原因となり、お年寄りの中には肺炎を起こす人もあります。しかし歯周病は生活習慣病で、予防、進行防止が可能な病気なのです。

歯周病について

☆歯周病とは☆
歯周病菌の感染により、歯を支える組織が破壊されてしまい、歯が抜けてしまう病気です。一度発症すると徐々に進行することが多いです。痛みはあまりなく自覚症状がでにくい場合もあり気付いた時には進行していることが多いのです。

☆原因☆
最も大きな原因はプラークです。しかし他にも、病気やストレス、食生活なども原因となっています。

☆自覚症状☆

  • 歯ぐきから血が出る
  • 歯ぐきが腫れる、痛みがある・口臭がある(人から言われた事がある)
  • 歯ぐきを押すと血や膿が出てく
  • 歯と歯の間に食べ物がはさまりやすい。
  • 歯が以前より長くなった気がある
  • 起床時に口の中がネバネバする
  • 冷たいものでよく歯がしみる
  • 歯がムズがゆくなる時がある
  • 歯がグラグラ動く感じがする
  • 歯が浮いた感じがある


これらの症状が1つでもあれば要注意です。早めに歯医者さんに相談しましょう。

歯周病の予防

[ブラッシング]
 プラークを取り除く方法として最も効果的なのは、歯ブラシやデンタルフロス等の補助清掃用具を上手に使用し、毎食後一本ずつ丁寧に磨いていくことです。毎食後が難しければ、少なくとも1日1回は10分以上かけて下さい。
歯だけではなく、歯肉と歯のすきまをブラッシングします。歯ブラシや指先で歯肉をマッサージするのも良いです。歯垢の形成をおさえる作用を持つ市販のデンタルリンス併用も効果あります。
 プラークは自分の歯のみならず、冠やブリッジ・入れ歯のまわり等にもつきます。天然の歯だけでなく、そのようなところも手入れを十分することが大切です。

[健康な食生活]
プラーク形成と関わりの強い、糖分の多い食べ物を避け、繊維質の野菜、果物を積極的に摂取するよう心がけ、間食、だらだら食いはやめましょう。だ液の分泌が減ると、自浄作用も減ります。よく噛んで食べ、だ液の分泌を促しましょう。
栄養の不足、過労、ストレスがたまると歯肉の抵抗力が低下します。抵抗力を高めるためには、栄養のバランスの取れた食生活、特に不足しがちなビタミンの摂取、その中でもビタミンCの多い食べ物を摂るようにしましょう。

[禁煙、節煙]
喫煙は、歯周組織の抵抗力を低下させ歯周病の進行を促すので、喫煙者の方は禁煙や節煙も必要になります。

[定期検診]
歯周病は初期は自覚症状が出ないのが特徴で、自然治療もありません。歯の裏側や奥歯、さらに歯肉の下の状態は、目で見ただけではわかりません。家庭ではどうしてもとりきれない歯石もつきますので、健康な人で年に1~2回、歯周病にかかったことがある人は、3ヵ月~6ヵ月に1回の定期検診を受けましょう。

[治療]
初期では、原因となるプラークや歯石を専用の器具で取り除きます。状況によって抗生物質や痛み止めが出されます。ぐらぐらする歯に対しては、いくつかの歯を一緒につないで揺れなくしたり、噛み合わせを調整して揺れる歯を安静に保ったり、揺れ過ぎる歯に対しては抜くこともあります。重症のケースでは、歯周外科手術が行われます。これはいくつかの方法がありますが、適応は限られています。治療を終了した後も定期的な検診が必要です。

<参考文献>
「国民衛生の動向」 財団法人厚生統計協会
「歯と口の健康百科」 医歯薬出版株式会社

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