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結核 ~ティーペック健康ニュース~

監修:東京医科歯科大学 医動物学教室
山田 誠一

去る‘99年7月26日、厚生省は「結核緊急事態宣言」を発表しました。その背景には、一昨年の罹患率が43年ぶりに反転上昇したことや、 新規の患者も前年より243人多い42,715人と38年ぶりに増加したことがあります。また近年では、多剤耐性結核や学校、医療機関、老人施設などでの 集団感染の増加など、新たな問題も発生してきました。

弊社には、結核の診断や治療の相談の他に、咳があるだけで結核ではないかと結核報道に 過敏になったお客様からの相談も数多く入ってきています。しかしながら、長引く風邪や咳には結核をまず疑ってみることは必要です。 この病気をおおよそ知ってもらいたく、今回テーマに取り上げてみました。

Q1.結核ってどんな病気?

結核は、結核菌によって起こる感染症です。結核菌は乾燥にとても強く、 高温や消毒剤に対しても強いのが特徴です。結核菌は主に肺に病巣をつくりますが、他の臓器に結核菌が感染することもあります。 「腎結核」「結核性髄膜炎」「脊椎カリエス」「腸結核」などです。また、結核菌が血液を介して全身の臓器に広がる「粟粒結核」は重症化しやすく 命に関わることもあります。

Q2.どうやって感染するの?

結核は、結核菌によって起こる感染症です。結核菌は乾燥にとても強く、 高温や消毒剤に対しても強いのが特徴です。結核菌は主に肺に病巣をつくりますが、他の臓器に結核菌が感染することもあります。 「腎結核」「結核性髄膜炎」「脊椎カリエス」「腸結核」などです。また、結核菌が血液を介して全身の臓器に広がる「粟粒結核」は重症化しやすく 命に関わることもあります。

Q3.感染すると発病するの?

結核に感染しても、必ずしも発病するとは限りません。発病するかどうかは吸い込んだ結核菌の毒力の強さや量にもよりますが、感染した人の 体の状態が大きく関係しています。その人の体の抵抗力(免疫力)が十分であれば、免疫の働きで結核菌の増殖が押さえられ、発病しません。 逆に、お年寄りや糖尿病、抗がん剤やステロイド薬で治療を受けている方は、免疫力が低下しているため、結核を発病しやすくなります。

Q4.どんな症状があるの?

肺結核の初期症状は、「体がだるく疲れやすい」「夕方になると37~37.5℃の微熱が続く」「咳や痰が続く」「痩せてくる」など、風邪によく似ています。発見が遅れないよう、症状がある時は、内科や呼吸器科などへ相談に行きましょう。

Q5.どんな検査があるの?

胸部レントゲン検査、喀痰検査(塗抹検査、培養検査)、核酸同定(遺伝子)検査、ツベルクリン反応検査などの検査で確定されます。 その他の血液検査で病気の進行や炎症の状態を調べます。

Q6.どんな治療があるの?

抗結核薬をいくつか組み合わせて服用する化学療法が行われます。普通は3種類程度を約6ヶ月間服用します。医師の指示通り薬を飲み続ければ、 ほとんどの人が治ります。しかし、薬をきちんと飲まないと、治りが遅くなったり、薬に耐性を持つようになり、薬が効かなくなることがあります。 薬をきちんと服用することが非常に大切です。

化学療法は、他人に感染させるおそれがなければ、外来通院で受けることができます。しかし、痰の中に結核菌があり、他人に感染させる危険性がある患者さんは入院治療となります。

Q7.BCG接種していると大丈夫?

結核菌に対する免疫力をつけ、発病のリスクを低くします。子供を結核から守るのにとても効果的です。子供は感染すると発病率が高いですし、 髄膜炎を起こす可能性もあるので、乳幼児の時に定期接種になっています。ただし、その効果は10~15年程と言われており、一生続くわけではありません。

結核にかからないための日常生活のポイント

1.規則正しい生活を送りましょう
2.睡眠・栄養を十分にとり、疲れをためないようにしましょう
3.風邪の症状が治らない時は、早めに受診しましょう
4.胸部のレントゲン検査など、年に1回は健康診断を受けましょう

<参考文献>
「戸田細菌学」 南山堂
「国民衛生の動向」 厚生統計協会
「きょうの健康8月号」 NHK出版

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