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ティーペック健康ニュース

第89号 2000/4/10  
監修:東京医科歯科大学 医動物学教室
山田 誠一

顎関節症

 「顎がカクカク言う」「口を開けると痛い」等の訴えで相談をしてくるお客様は、決して珍しくありません。症状を訴える方は女性がほとんどで、20代〜30代が多く、ある統計で顎関節症の男女比は2倍〜4倍とも言われます。

 どうして女性に多いかというと、@一般に、女性の方が靭帯が柔らかいA顎関節の適合がしっかりしてないB女性ホルモンとの関わり、などがあげられますが、確実なところはまだよく分かっていません。
 顎関節症の症状
顎関節症の主な症状は3つあります。
口を開けたり閉めたりする時に音がする
口を開けたり閉めたりする時に痛みがある
大きな口を開けられない
この症状が1つでもあれば顎関節症が疑われますが、実際は重なって症状が起こることが多いようです。
 顎関節症がおこる理由
ではどうしてこのような症状が発生するのでしょう?

まず、顎関節の説明をします。両耳の前に手を当て、口を開け閉めしてみて、盛んに動く部分が顎関節です。そこには、頭の骨と下顎の骨が直接こすれ合わないように、クッションの役目をするコラーゲンでできた「関節円板」があります。正常であれば両顎の動きに合わせて関節の間をすいすい動いているのですが、何らかの原因で下顎が後ろに強く押されたりすると、関節円板が前方にずれてしまいます。このずれた関節円板が下顎に乗る時に音が出る状態をクリックと言います。そして、口が開け閉めしにくくなり、更に症状が進むとクリック音が消え関節円板が動かなくなり、口が開けにくくなります。これをクローズドロックと言います。この時に治療しないで放置しておくと、骨と骨がこすれ合い症状が悪化し、顎の骨が変形して更に痛みを増します。こうなると、変形性関節症という重症になります。

日本顎関節学会の分類ではクリック、ロック状態をV型、変形性関節症をW型に分類し、この二つが大半を占めます。

VとW型以外で、T型には筋肉の障害によって起こるタイプがあります。咀嚼筋が何らかの原因で緊張し過ぎて固くなると、その部分の血管が収縮し、痛みを生じます。そして、筋肉が緊張し過ぎて固くなってしまうと、痛みだけではなく関節そのものに異常がないのに、開口障害が起きることがあります。

次に、U型は顎関節が捻挫したような状態を言います。関節円板の後部組織や関節包、靭帯などに力が加わって損傷が生じ、そこに炎症を起こし、顎を動かすと痛むようになります。

今まで述べてきた症状があれば受診した方がいいでしょう。顎関節症は、口腔外科が専門です。心当たりがなければ歯科に相談し、専門医を紹介してもらいましょう。診察は、問診→視診→触診の順に行われ、必要に応じて開口量の検査、パノラマエックス線撮影、そして関節障害の確定診断では、MRI や関節造影検査等を行うことがあります。
 治療法の紹介
治療は8〜9割が手術しないで改善します。治療には次のものがあります。
認知行動療法 強い噛みしめや悪習癖等を抱えていることを自覚し、
それらを取り除くように行動します。
物理療法 患部を温めたり冷やしたりして、症状の改善を図ります。
運動療法 顎を動かしたり、開口訓練をして、口の開きをよくします。
薬物療法 炎症を静め、痛みを取る、筋肉の緊張を和らげる等の薬を服用します。
スプリント療法 スプリントと呼ばれる装具を装着して、歯ぎしりによる害を防ぎます。
外科療法 関節の中を洗ったり、癒着を剥がすことにより痛みを取り除いたり、口の開きをよくします。
顎関節症は、症状が重なっていることが多いので、各治療法を平行して行うことが多くあります。
治療期間は、個人差が大きく、2〜3ヶ月くらいで症状が改善することが多いのですが、長期に及ぶこともあります。
 自己チェック
最後に、この病気は自覚症状がなくても、実は顎関節症が潜んでいることもあります。以下にあげる自己チェックを行ってみましょう。いくつか心当たりがあった方は注意が必要です。特に@〜Gの項目が多くあてはまるようでしたら、念のために歯科の専門医の診察を受けたほうがよいでしょう。
@ 食べ物をかんだり、長い間しゃべったりすると顎がだるく疲れる。
A 顎を動かすと痛みがあり、口を開閉すると、特に痛みを感じる。
B 耳の前やこめかみ、頬に痛みを感じる。
C 大きなあくびや、リンゴの丸かじりができない。
D 時々顎が引っかかったようになり、動かなくなることがある。
E 人差し指、中指、薬指の三本の指を縦にそろえて口に入れることができない。
F 口を開閉したとき、耳の前当たりで音がする。
G 最近、顎や首、頭などを打ったことがある。
H 最近、かみ合わせが変わったと感じる。
I 頭痛や肩凝りがよく起こる。
◇   ◇   ◇
<参考文献>
「今日の治療指針」 医学書院
「あごが痛い、口が開かない」 NHK出版
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