T-PEC

健康経営のトレンドをキャッチする情報誌『Cept(セプト)』36号

『Cept(セプト)』は3か月に1度発行される、人事・労務ご担当者様向けの健康経営®情報誌です。健康経営に関わるご担当者様が、健康経営のトレンドや知識をアップデートできる内容を目指しています。自組織内の健康づくりにお役立てください。

概要

特集

「キャリア焦燥感」を受け止め、若手社員の早期離職を防ごう
焦りを成長のエネルギーに変える人事・管理職の支援とは?

筑波大学 人間系 准教授 尾野裕美氏

近年、規模の大小を問わず、多くの企業が若手社員の早期離職に困惑している。大卒の新規学卒者の3年以内離職率は、過去30年間3割程度で推移し大きな変化はない。それでもこうした困惑が広がっているのは、少子化による採用数そのものの減少に伴い、一人の離職が組織に与えるダメージが以前に比べて格段に大きくなっているためと考えられる。また、新たな社員の採用コスト、既存社員の負担増、企業イメージの低下など、若手の早期離職は、実に広範な影響を企業経営に及ぼす。早期退職する理由は人によりさまざまだが、「キャリア焦燥感」という切り口で筑波大学の尾野裕美氏にリテンションマネジメントのあり方を示していただいた。

最先端レポート

「なんとなく不調」を感じる生活者、全体の8割近くで推移
なんとなく不調に関する生活者調査/株式会社ツムラ

医療用漢方製剤でトップシェアを占める株式会社ツムラでは、自覚しながらもつい我慢しがちな症状や、調子が悪いものの病名の診断がつかない症状の総称を「なんとなく不調」と定義し、2021年から「なんとなく不調に関する生活者調査」を行っている。
2025年に実施した第6回調査の結果では、生活者の8割近くが、「なんとなく不調」を感じていたことがわかった。また、「なんとなく不調」と睡眠の悩みや、気候・天気との関係を示唆する結果も出ている。

in FOCUS Interview

社員の人生そのものを豊かにしていくような健康経営を高いレベルで実現したい

全日本空輸株式会社/全日本空輸健康保険組合

初の民間航空会社で現在までに世界40都市55路線へとネットワークを広げているアジアを代表するエアライングループの全日本空輸株式会社(ANA)。
今回は東京・羽田のオフィスを訪ね、ANAの健康管理について、同社、および健保組合の担当者にお話をうかがった。

健康トレンドワード

受援力

「人に頼る力」「援助を受け取る力」のこと。内閣府(防災担当)が2010年に作成したパンフレットで、ボランティアを地域で受け入れるためのキーワードとして紹介したのが始まりであり、受援力は、日常生活やビジネスの場でも有用であるといわれている。東日本大震災の被災地で支援活動のサポートを拒否し疲弊していく被災者の状況が、誰にも相談できず問題を一人で抱え込むビジネスパーソンにも散見されており、リモートワークが普及した現在、こうした孤立状況はより深刻になっている。

●法律相談Q&A

就業時間中の問題行動を理由に雇止めにしたいが、可能か?

育児休業後に正社員から有期労働契約に変更した従業員から「正社員契約に戻してほしい」との申し出があった。当該従業員については、就業時間中に業務用パソコンで、弁護士や労働組合に相談したり、マタハラ企業であるかのような(嘘の)情報をSNSで発信していることがわかった。自社の規定では、本人が希望する場合、労働契約を再締結できるが、従業員の行動を鑑みて、有期労働契約の契約期間満了時にそのまま雇止めにしたい。こうした対応は、法的に正しいのか。その是非について小笠原弁護士に聞く。

※Ceptは、ラテン語のcapere(つかむ)に由来。健康経営の最新情報やトレンドをキャッチし、未来・健康をつかむという意味を込めています。

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