健康経営のトレンドをキャッチする情報誌『Cept(セプト)』32号

『Cept(セプト)』は3か月に1度発行される、人事・労務ご担当者様向けの健康経営®情報誌です。健康経営に関わるご担当者様が、健康経営のトレンドや知識をアップデートできる内容を目指しています。自組織内の健康づくりにお役立てください。
概要
●特集
「生涯現役」を標準に変えていく「エイジマネジメント」の実践
株式会社 健康企業 代表・医師・労働衛生コンサルタント 亀田高志氏
少子化による若手の採用難や就職氷河期における採用減などの影響で、50歳以上が多数派となっている職場が増加。改正高年齢者雇用安定法により、65歳までの雇用確保措置義務化もあり、働くシニア層も増加傾向。この影響で、加齢に伴う心身の機能低下による労災事故も増加し、病気を抱えたまま働く人も珍しくなくなった。さらに役職定年と報酬の減少によりモチベーションが低下するという悩みも、多く聞かれる。こうした状況を打破するための考え方「エイジマネジメント」について、亀田高志氏に解説してもらった。
●最先端レポート
働く世代が抱く「時間が足りない」感覚が、幸福感や仕事の満足感を低下させる
~横浜市立大学の調査研究から~
働く子育て世代は、労働や通勤時間によって、睡眠・余暇・育児時間といった最低限必要な生活時間を不本意に削らざるを得ない状況に陥っている。こうした状態は「時間貧困」と呼ばれ、未就学児を持つ共働き世帯の女性の8割が時間貧困であるともいわれる。時間貧困が働く人の心身の健康のみならず、幸福感や仕事の満足度も下げるおそれを示唆する、横浜市立大の調査研究を紹介する。
●in FOCUS Interview
健診を起点とした先駆的な保健事業で加入事業者13社をつなぐ
日本NCR健康保険組合
日本NCR健康保険組合は、世界的な総合情報システム企業である米国・NCR社(現・NCR Voyix社)の日本法人を母体とする単一健保として1957年に設立。重症化予防に注力し、再検査受診勧奨の取り組みは2023年に、健康寿命をのばそう!アワードで「優良賞」を受賞。加入事業主との情報共有を推進し、改善策や事業案の提案を通じて連携を強化している。同健保が行う保健事業の内容や、複数の事業主との連携のあり方などについて、担当者にお話をうかがった。
●健康トレンドワード
従業員エンゲージメント
人的資本経営の流れで注目を集めている指標。似た概念である「ワークエンゲージメント」は、仕事にやりがいを感じ熱心に取り組み、仕事から活力を得ている状態で、個人と仕事との関係に着目しているのに対し、「従業員エンゲージメント」は、個人と組織の関係に着目した所属組織への自発的な貢献意欲を意味し「組織が目指す方向性を理解し、自身の目指す方向と重なることで自発的に組織に貢献しようと思うこと」である。企業の収益性とも関係するとされる従業員エンゲージメントの概念を整理し、向上のための取組例を確認する。
●法律相談Q&A
「介護休業取得で最低の人事評価に」と曲解
そんな社員に、どのように対応すれば良いか?
3カ月の介護休業を取得した社員が復職後、賞与の支給に当たり、人事評価が最低評価・最低額となった。チームリーダーとしてのマネジメントがまったくできていなかったと判断されたためで、介護休業を取得したことが理由ではないが、本人は「この会社は、介護休業をとると評価が下がる」と、言いふらしている。この社員にどう対応すればよいのか。小笠原弁護士に聞く。
※Ceptは、ラテン語のcapere(つかむ)に由来。健康経営の最新情報やトレンドをキャッチし、未来・健康をつかむという意味を込めています。
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