健康経営のトレンドをキャッチする情報誌『Cept(セプト)』27号
『Cept(セプト)』は3か月に1度発行される、人事・労務ご担当者様向けの健康経営情報誌です。健康経営に関わるご担当者様が、健康経営のトレンドや知識をアップデートできる内容を目指しています。自組織内の健康づくりにお役立てください。
※Ceptは、ラテン語のcapere(つかむ)に由来。健康経営の最新情報やトレンドをキャッチし、未来・健康をつかむという意味を込めています。
※Ceptの著作権は、ティーペック株式会社、またはティーペック株式会社に正当に利用を許諾している第三者に帰属します。
概要
●特集
職場におけるアルコール対策
飲酒問題の入り口、促進要因の多くは職場に存在 企業が責任をもって対策に取り組もう
(AGC株式会社 鹿島工場産業医・健康管理センター所長/神栖産業医トレーニングセンター統括指導医 田中 完 氏)
2024年2月に厚生労働省から「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」が公表され、アルコールによる健康障害や問題行動に対する社会的関心が高まっている。産業保健分野ではあまりクローズアップされなかったアルコール問題だが、企業としての適切な対応について考える。
●最先端レポート
少子化の最大の要因は経済的不安 支援だけでなく「所得向上の実現」を
~子育て支援・仕事と育児の両立に関するアンケート/住友生命~
少子化トレンドを反転できるラストチャンスとして、政府の「こども未来戦略」が注目を集めている。住友生命保険相互会社が昨年10月に実施した「子育て支援・仕事と育児の両立に関するアンケート」から、企業の両立支援策や「こども未来戦略」への期待度などを探る。
●in FOCUS Interview
KPIの達成に取り組みつつ「専門性の高さ」を打ち出し薬剤師の定着を図る
日本調剤株式会社
47都道府県に調剤薬局を出店。高度薬学管理や在宅医療、地域の健康サポートを担うリーディングカンパニーとして成長を続けている同社。健康経営への取り組みが評価され、2024年には3年連続で「健康経営優良法人」の認定を取得している。同社の産業保健体制と健康施策について、担当者に話をうかがった。
●健康トレンドワード
マイクロアグレッション
「自分では相手を差別したり傷つけたりする意図はないのに、結果として相手を傷つけてしまうような言動や行動のこと」を指す。受け手の心にダメージを与え、そのダメージはあからさまな差別によるものより重いという説もある。防ぐにはどうしたらいいのか、考えてみたい。
●法律相談Q&A
派遣社員のメンタルヘルス、誰が責任をもってみるのか?
派遣社員が派遣先でうつ病に罹患したりした場合、その責任は派遣先、派遣会社のどちらにあるのか。派遣先の工場で派遣社員がケガをした場合、派遣先に責任があることは明らかだが、事務作業で精神疾患を発症した場合、どうなるのか。小笠原弁護士に聞く。
※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。