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ティーペック メンタルヘルス相談の分析 4月号

2003年4月1日発行

女性のメンタルヘルス

青年期・壮年期の女性のイメージ
概要
 
【今月号で紹介する主なテーマ】
  • 5歳区切りの年齢別相談件数の特徴
  • 女性の相談の特徴
  • ストレスの原因を、青年期および壮年期に分けてキーワード分析
  • 詳細年齢区分と受診の有無
  • 詳細年齢区分と受診の割合
  • からだに現れる症状 等

【調査方法】

今月号では2003年2月にいただきました女性のメンタルヘルス相談の中から、青年期、壮年期に限定して抽出しました。1ヵ月に全国からいただきました該当相談3061件のうち、無作為に1,000例を取り出して統計をとりました。また同じ方からの相談は、数値に与える影響を考慮してサンプルから除外しました。
弊社における年齢区分
乳幼児期 0歳〜6歳
思春期 7歳〜17歳
青年期 18歳〜34歳
壮年期 35歳〜64歳
老年期 65歳以上






【相談対象者の続柄】

グラフ:相談対象者の続柄

ご本人の相談が90%ありましたが、他は少数で、奥様やお子様の相談として電話を頂きました。この数値は同じ世代で分析した他のテーマでも同じような結果が得られています。(いずれも約90%がご本人からの相談


ご主人から奥様のご相談としては、現在の症状や病気についての相談がほとんどでした。
 

一方お子様の相談としては深刻なものもあり、親として成人した子供とどうかかわるのか、子供は何も話さないがこのまま見守る方法しかないのか、など、お母様自身が相当ストレスを受けていることが伝わってきます。以下相談内容を一部ご紹介いたしますがプライバシー保護のため内容を一部変更しています。
子供がインターネットで「うつ病」や「自殺」等をキーワードに頻回にアクセスしているようだ。このまま知らない振りを貫くか、あえて踏み込むか非常に悩んでいる。あえて踏み込めばかっとなって何をするかわからないような性格である。
高校生の時のいじめが原因で引きこもり、すでに10年が経過した。その間通院した時もあったが今はかたくなに拒否。今後を考えると不安である。
幼少時に父親から暴力を受けて育った。今は結婚して二人の子供の母親だが、感情に任せて子供を平然と叩く姿を見てショックだった。そのことを娘に話したが、「私がどう育てようとお母さんには関係ない」と受け入れてくれない。
ノイローゼで入院中の娘が「死にたい」とこぼした。主治医にも相談したが病状が良くなればそんなこと言わなくなるとの説明だった。しかし、目の前の娘になんと言ってやればいいのか、顔を見るのがつらい。どう接するべきだろうか?

女性のイメージ



【相談対象者の詳細年齢区分】

グラフ:相談対象者の詳細年齢区分

以上の結果より、30代前半と50代前半にピークがあることがわかります。このあとのページでご紹介しますが、妊娠・出産・育児に関するストレスと、更年期障害で体調を崩されたり気分が不安定になったり、また長年連れ添ったご主人との関係にストレスを感じている方も多くいました。

男性にも「更年期」があることが最近マスコミで報道されるようになりました。今まではどちらかといえばあまりいい意味で「更年期」という言葉が使われてはいませんでした。男女共にホルモンの分泌の減少に伴い、一時的に身体や心のバランスを崩してしまうという事への理解を深め、医師へ相談するなど、不快な症状に対して放置しない事が必要だと思います。

更年期障害は一般的に40代後半から50代にかけておこりますが、40代後半の方からのご相談が50代前半に比べて半数以下という結果がでました。心身ともにバランスの取れたいい時期なのか、もしくは更年期障害による不調が50歳を過ぎてからおこる事が多いのかは、今回の数値では推測がむずかしく、これは今後機会があれば再テーマとして考えたいと思います。


また女性は妊娠・出産という、男性には成し得ないことを経験するので、それに伴う幸福感とともに一方では心や身体に大きなストレスをかかえる事にもなります。相談件数では更年期に該当する年齢区分よりも相談件数が多く、グラフではそういったストレスが数値になって反映した結果だと考えます。
妊娠・出産のイメージ





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