TOPページ>日野原先生ごあいさつ>ナースによる患者・家族への電話相談技法(前編)
| 基本編/ナースによる患者・家族への電話相談技法 |
| 著 者 | (財)ライフプランニング・センター理事長 日野原重明 |
| 発行所 | (財)ライフ プランニング センター 健康教育サービスセンター |
| 発行日 | 1998年2月20日 |
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はじめに |

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| 科学としての医学は確実性が高くなければならないのは当然なのですが、物理学や化学に比べると、医学はたいへん曖昧模糊としたサイエンスといえましょう。ウィリアム・オスラー教授は、100年ほど前にすでに「医学は不確実性の高い学問である」と言っています。不確実なところからいかにして確実な部分を抽出していくか。その流れを追ってみましょう。 |
| 医学は不確実性の高いもの ↓ 不確実性の中から確実なものを選択する ↓ 確実な情報から何が問題解決になるかを検討する ↓ 小さなものでも確実性のあるものは取り上げる ↓ 電話での情報伝達には限界があることをよく認識する ↓ 目に見えない相手の反応を頭に描き出す ↓ 相手に十分に各自の持っている情報や、主として訴えたいというもの(主訴)をどう表現してよいかを言語化することを考え出す時間を与える ↓ 相手の提供する情報を繰り返して相手の言いたいことを認識してもらう ↓ 必要があれば次の機会に喜んで電話を受けるムードを示す ↓ 相手の言葉のトーンで相手の感じを読み取る ↓ 相手の満足度を自己評価する |
| そもそも患者さんが適切な言葉を用いて自分の状態を説明できるようにするのが、健康教育の基本でもあります。このことはいろいろの病気についての知識を教え込むこと以上に、必要な健康教育の基本でもあるのです。 |

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